根の病気による歯周病・歯槽膿漏

一般の方々は、歯の根の病気から歯周病や歯槽膿漏になるの?と不思議に思われるかもしれません。

厳密に言うと、歯の根の病気による症状は、歯周病・歯槽膿漏の分類には入りません。

でも、歯の根の病気が進んでしまうと歯周病・歯槽膿漏に酷似した症状が出てきます。

入れ歯のバネには想像以上の力が掛かりますので、バネを掛けている歯が元々弱い場合には、歯周病・歯槽膿漏に似た症状が出る場合があります。

根の病気による歯周病・歯槽膿漏の症状

根の病気による歯周病・歯槽膿漏は、神経の治療をしたときに根の治療がうまくいっていないことが原因になっている場合が、ほとんどです。

根の病気は大きくなると、歯槽骨を突き破って、歯周ポケットと繋がってしまう場合があります。

こうなると、歯周病・歯槽膿漏と類似した症状が出ますので、患者さんは一般的な歯周病や歯槽膿漏と思われますし、症状が進むとレントゲン上でも、もはや歯周病・歯槽膿漏と区別するのが難しい場合もあります。

根の病気による歯周病・歯槽膿漏の特徴

根の病気による歯周病・歯槽膿漏の特徴は、中等度から重度に至る歯周病・歯槽膿漏の症状と似ています。

物を噛むと痛む

初期段階は、なんとなく痛みを感じることが時々ある程度ですが、症状がある程度、進んでいくと物が噛めなくなるほど痛くなることもあります。

歯が揺れる

歯の揺れは、症状が進むほど顕著になってきます。

歯茎が揺れる

歯の揺れ具合と平行して、歯茎が腫れることもあります。

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