歯周病・歯槽膿漏の薬

歯周病・歯槽膿漏の薬として、一般的に売られているものは、実は一時的に炎症を抑える歯槽膿漏の薬で、根本的な歯周病・歯槽膿漏の薬は現在までのところ、ありませんでした。

というのも歯周病・歯槽膿漏は細菌によって引き起こされる病気と考えるのが定説で、細菌の塊であるプラークを、時間をかけた歯磨きなどで除去し、治療するのが一般的だったのです。

ところが最近になり、歯周病・歯槽膿漏の原因が、実はカビのカンジダ菌が大きく関与していることが、わかってきました。

歯周病・歯槽膿漏の患者さんの歯茎や歯の表面組織にカンジダ菌やその胞子が侵入しており、プラークの大部分も実はカンジダ菌だったのです。

この事実を元に、歯周病嫌気性菌に抗菌力を発揮する抗生物質と抗カビ剤を、歯周病・歯槽膿漏の薬として用いた治療法が出てきました。

歯周病・歯槽膿漏の薬「ジスロマック」

ジスロマック(アジスロマイシン)は、1日1回2錠、3日間の服用で歯周病嫌気性菌に対して、強い抗菌力を発揮する抗生物質です。

ファゴザイトデリバリーという特殊な性質により、感染局所に非常に大量に集結し、より強く、長期的(7日~14日)に抗菌力を発揮します。

副作用が非常に少ない抗生物質であることも特徴です。

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