顎関節症 治療例(3)

顎関節症で口が開かなくなってしまい、来院された患者さんです。

この方の場合、下顎のずれと上下の噛み合わせが低いという2つの要因で顎関節症になっていました。

顎関節症の治療例(49歳女性)

治療前

写真では、下の歯の正中線が向かって右側にずれています。

また、上の前歯の長さが短こともおわかりになると思います。

つまり下顎は左に不均等にずれていて、左の顎関節により大きく負担をかけて顎関節症になっている状態です。

この場合の下顎のずれを引き起こした原因は、上顎の被せ物にありました。

上顎にはたくさんの被せ物が入っていましたが、これらの被せ物の高さや形が不適切なため、長い年月で下顎がだんだん上と左にずれてしまい顎関節症になってしまったのです。

治療後

顎関節症の治療後の状態です。

上顎の被せ物をすべて新しいセラミックの差し歯にし、下顎との噛み合わせを改善することによって、下顎を右に戻しました。

画面では、上下の歯の正中線は完全には合っていませんが、噛み合わせの高さを改善することにより、顎関節症は完治しました。

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